2年目の今年度は予算を約35億円に増やし、調査海域も上越沖と能登半島沖の2海域だった昨年度から、島根・隠岐西方や北海道・日高沖などを加えた5海域に広げられます。

 出航した調査船「第7開洋丸」は、船底の装置から音波を発し、海底の地形や海底下の地質構造を詳細に把握。その結果を基に有望な海域を絞り込み、6月から7月にかけて掘削による詳細な地質サンプリング調査が行われます。

 これまで海底数十メートルしか把握できなかった地質調査ですが、今回は100メートルほどの深さまで掘り進めることを想定。メタンハイドレートの「煙突」の状態や濃度が初めて分かるかもしれません。無人探査機(潜水艇)による長期モニタリング装置の回収と設置も予定されています。

 資源エネルギー庁石油・天然ガス課は「太平洋側とは調査の出発点が違っていたので、日本海側ではまず資源として一定量があるかどうかから調べないといけない。結果を踏まえ、今後さらに調査海域を広げ、海底から回収するための技術開発も進めたい」としています。

(関口威人/ジャーナリスト)

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