[画像]春江斎北英「百物語 お岩」文政-天保(1818-37)頃 福岡市博物館蔵

 名古屋市博物館(名古屋市瑞穂区)では、特別展「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」を開催している。日本画家で風俗研究家でもあった吉川観方(1894-1979)の収集品を中心に、福岡市博物館の所蔵品の幽霊・妖怪画を展観。伝円山応挙作の儚くも美しい作品「幽霊図」をはじめ、妖怪図鑑とも言うべき佐脇嵩之作「百怪大図鑑」、尾形守房作「百鬼夜行絵巻」など、江戸時代中期から昭和にかけて描かれた作品が観賞できる。期間は7月13日まで。観覧料一般1300円、高校・大学生900円、中学生以下無料。

[画像]歌川芳藤「五十三次之内 猫之怪」弘化4年-嘉永5年(1847-52) 福岡市博物館蔵

 幽霊・妖怪画としては国内有数とも言われる、福岡市博物館が所蔵する吉川観方コレクション。幽霊・妖怪画の魅力はただ怖いだけに留まらず、艶やかな美しさを持った女性の幽霊や、愛らしく滑稽な姿をした妖怪が描かれるなど、作者である日本人の豊かな想像力を感じながら鑑賞できる。本展ではさらに、「子どもから大人まで楽しめる展覧会」をテーマにした仕掛けを展開。動物の妖怪を集めた「妖怪動物園」の設置や、AR(拡張現実)技術を使って幽霊・妖怪を現実世界に登場させるなど、違った視点で日本画の魅力に触れる機会となりそうだ。

[画像]YKI48総選挙にエントリーする妖怪一覧

 またユニークな企画として、「YKI48総選挙」と題した展示作品の人気投票を会場で行う。48体の妖怪が6ユニットに分けられ、「ビジュアル系ユニット・美YOU霊」や「おどかし系ユニット・あなたにもタタリ隊」など、それぞれ個性的なユニット名が付けられている。投票は展覧会会場内でのみ可能で、投票した人の中から48名に記念品が贈呈される特典も。

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