[画像]占部史人《7つの夜の海(徳之島)》2014年

 愛知県美術館(名古屋市東区)では、APMoA Project, ARCH vol. 12占部史人「7つの夜の海」を開催。期間は2014年10月9日~2015年1月12日、観覧料一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。

 「APMoA Project, ARCH」は、愛知県美術館の学芸員と作家が協同して作る展覧会。学芸員が同美術館で紹介するにふさわしい作家を選び、「作家の表現活動のサポート」を目的として企画展の会期に合わせて展覧会を開催している。

 今回の展覧会で紹介される占部史人は、愛知県西尾市出身のアーティスト。浜辺で拾った流木を用いた彫刻やドローイング作品をメインに、創作活動を行っている。
 同展では、海に浮かぶ「島」を作り出すことで展示室を海の風景へと演出。その海に浮かべられた「舟」は流木で作られており、かつて私たちの祖先が乗っていたのであろう形をイメージしている。占部が作り出す「7つの夜の海」は、封鎖的な現代社会への価値観を緩やかに解きほぐし、のびやかな広がりを持った世界の一部であることを示す。そんな作品に込められたメッセージは、近代的な合理主義の考え方ではなく、東洋の仏教的な世界観に沿うものという。