[写真]左から『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』のスージーQ、シーザー

 2008年、売上の低迷などにより約3年で破綻した複合商業施設・名古屋港イタリア村。2010年からは休憩用施設として一般者向けに開放していたが、2014年はコスプレイヤーのイベント開催地として密かな賑わいを見せていた。

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独特の雰囲気は、コスプレイヤーの間で人気に

[写真]『妖怪ウォッチ』のジバニャン

 旧イタリア村はイタリアの町並みを模した建物やベネチアのゴンドラ風のアトラクションなどを売りとした商業施設。破綻後から外壁の修繕などはなく、雨ざらしのまま。

 イベントを主催する一般財団法人日本コスプレ委員会の副代表理事を務める箱田さんによると「きっかけは地元の委員会メンバーからの声でした。『せっかくのロケーションなのでぜひ有効活用をしてほしい!』『地元の名古屋をコスプレで盛り上げたい』との要望を耳にする機会が増えたため、旧イタリア村を管理している名古屋港管理組合へ掛け合いました」

 欧州の町並みを再現しながら寂れていく独特の雰囲気は、コスプレイヤーの間でたちまち人気に。「イタリア村の名の通り、イタリアを舞台にした作品のキャラクターをコスプレする方が多く集まりました。他にも、ゲームやファンタジー作品などのコスプレをされる方も見受けられます。また街並みをバックにショッピングを楽しむ風景や開放緑地(建物の前に広がる芝生)をいかしてピクニックの風景を撮影するなど、作品のイメージをさらに膨らませる良いロケーションだと感じます」とは前述の箱田さん。

日程が合わず参加できなくて悔しいという声も

 しかし再開発事業が決定したため、建物の解体が決定。23日に最後のコスプレイベントが開催された。箱田さんは「寒い季節に関わらず、最後ということで多くの方に参加者が集まった。日程が合わず参加できなくて悔しいという声も聞いています。名古屋港は旧イタリア村以外にもステキなロケーションがたくさんあるので、ぜひ今後もイベントを開催したい」と話す。

 来年からは同じ名古屋港内の「名古屋港シートレインランド」でイベントを開催予定とのこと。

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