[写真]コメダ珈琲店がコンビニテイクアウトコーヒー参入へ

 コンビニコーヒー競争が加熱するなか、新たなライバルが現れる。東海地方を中心に全国展開を広げるコーヒーチェーン「コメダ珈琲店」がチルドカップコーヒー飲料に初参入。たっぷりのミルクでやさしい味わいの「ミルクコーヒー」をベースにした「まろやかミルクコーヒー」が今月登場する。しかし、テイクアウトコーヒー業界はまさに戦国時代。なぜ今参入を決めたのか。同店関係者に話しを聞いてみた。

コメダ珈琲「シロノワール」は、なぜ不動の人気なのか

北は宮城、南は熊本まで631店舗を展開

 コメダ珈琲店は1968年に名古屋で誕生し、東海地方を中心に展開する喫茶チェーン。昔ながらの店構えとくつろげる雰囲気が評判を呼び、近年はロードサイド店を中心に出店が相次ぎ、全国区の知名度に。2015年6月現在、北は宮城県、南は熊本県まで全国631店舗を展開している。

 また、ドリンクを頼むと無料で朝食が付く東海地方ならではのモーニングサービスを実施したり、温かいデニッシュパンにソフトクリームがそびえる「シロノワール」を提供するなど、その独特なメニューが評判を呼んでいる。

 そんなコメダ珈琲店が7月に、コンビニのチルドカップ飲料に初参入。現在コンビニでは独自のドリップコーヒーに力を入れるなど、テイクアウトコーヒー業界はまさに戦国時代。なぜ今参入を決めたのか。

店舗ない地域にコメダの名前知ってもらいたい

 株式会社コメダの広報IR担当の清水さんによると、「コンビニのチルドカップコーヒーに参入すれば、近隣に店舗がない地域へもお届けすることができます。そこでコメダ珈琲店の名前を知ってもらい、より身近に感じていただくことができればうれしいです」と開発の狙いを話す。

 さらに「今回商品化した『まろやかミルクコーヒー』は、コメダの定番商品である『ミルクコーヒー』がベース。カフェオレよりもミルクの割合が多いので、コーヒーが苦手な方にもおすすめです。ベースのコーヒーにはコメダ珈琲店伝統のブレンドコーヒーと同じ産地・配合のコーヒー豆を使用したこだわりの一杯。どこか懐かしさを感じさせる、まろやかな味わいに仕上げています」と商品のポイントを説明してくれた。

 清水さんに商品開発で工夫した点を聞くと「店舗で提供しているミルクコーヒーの味わいになるべく近づけるため、共同開発を行ったトーヨービバレッジと試作を重ねました。社内で飲みやすいとの声が上がっています」と教えてくれた。

カップには「コメダおじさん」登場

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 チルドカップ飲料は国内外のコーヒーチェーン店などから様々な種類が販売しており、味わいもバリエーションも豊富。そんな中、全国的な知名度をさらに高めるためカップデザインは店舗の看板をイメージし、一目でコメダ珈琲店と認識できるようにロゴを配置し、カップの内蓋には店頭のカップに描かれている“コメダおじさん”も登場する。

 前述の清水さんは「数個に1個、このコメダおじさんのネクタイが青いバージョンもあります。ぜひ探してみてください」と話し、遊び心もこめられているようだ。このコーヒーは14日から全国で販売されるという。