[写真]大村愛知県知事を表敬訪問した「徳川家康と服部半蔵忍者隊」(愛知県公館にて)

 愛知県の観光PR部隊「徳川家康と服部半蔵忍者隊」が8月1日、名古屋市で開催中の「世界コスプレサミット」でデビューする。会場となっているオアシス21(名古屋市東区)で、お披露目のイベントが行われる予定だ。関係者は「他では見られないショーになると思います。もちろん定番イメージでの忍者も出てくるのでいろんな見方を楽しんでいただければ」などと話している。

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「かつて愛知にも、忍者がいた」という史実を基に

[写真]知事に挨拶をする忍者隊メンバーと、それを見守る名古屋おもてなし武将隊の徳川家康(愛知県公館にて)

 「県の魅力をPRする観光コンテンツ」として結成された同隊は「かつて愛知にも、忍者がいた」という史実をもとにしており、徳川家康に仕えた服部半蔵ら6人の忍者ユニットが、各種イベントなどに登場して愛知の魅力を国内外に発信していく。

 6人の忍者は、総勢84人の応募があり、書類審査を通過して、東京と名古屋でのオーディションで選ばれた。約1か月の研修期間を経てお披露目となる。服部半蔵忍者隊のみでの活動も予定されており、徳川家康が一緒にイベント出演する場合は、名古屋おもてなし武将隊の家康、もしくは岡崎市のグレート家康公「葵」武将隊の家康が登場する。

歴史の部分を大切にパフォーマンスなどで楽しめる

 忍者隊の立ち上げに尽力している広告代理店担当者の青木孝嗣さん、演出家の毛利さんに見どころなどいろいろと話を聞いてみた。

 名古屋おもてなし武将隊の全体統括でもある青木さんは、県からの依頼で、武将隊のノウハウを生かして忍者隊の打ち出し方を提案したという。忍者は武将ほど史実は残っていないが、「愛知にも忍者がいた」という歴史の部分を大切にしながら、パフォーマンスなどでエンターテイメントとして楽しめるところがポイントのようだ。

 愛知と忍者の関わりについて歴史をふりかえってみよう。1582年本能寺の変で織田信長が討たれた時、堺にいた徳川家康一行も明智光秀に命を狙われ、本国三河へ向けての「伊賀越え」を決行する。

 一揆や落ち武者狩りに合いながらも無事に岡崎城に帰還。その時、家康を守り通したのが、服部半蔵ひきいる伊賀忍者だった。

 この武勲によって、家康は伊賀忍者200名を尾張国鳴海(現在の名古屋市緑区鳴海)で取り立て、半蔵を伊賀忍者の頭領に任命。こうして、愛知が誇る「鳴海伊賀衆」が誕生したという。これをモチーフにしたのが今回結成された忍者隊。「皆さんが忍者といってイメージされるような黒の衣装は、史実としてそんなに残ってないんです。七方出という七つの姿に身を変える忍法を使い、商人などになりすまして情報を仕入れるといったことをやっていた。そういう部分も演出で入れているので、他では見られないショーになると思います。もちろん定番イメージでの忍者も出てくるのでいろんな見方を楽しんでいただければ」と青木さんは語る。

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