[写真]ライトアップされた名古屋城天守閣が見守る中、躍りに興じる人々

 名古屋城(名古屋市中区)では、名古屋の夏の風物詩、名古屋城宵まつりが開幕し、連日多くの人でにぎわいを見せている。期間は16日までで、園内に設置されたビアガーデンでは、ビールに合う名古屋めしや全国のグルメが提供されるなど人気を集めている。

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さまざまなイベントが催される夏の恒例行事

 1612年、徳川家康により築城され、以降明治初期まで尾張徳川家の城主が居住した名古屋城。日本三名城に数えられ、1930年には城郭建築として初の国宝に指定されたが、1945年5月の名古屋空襲により天守閣など多くの建物を消失した。現在の天守閣は、1959年に再建されたものだ。

 名古屋城宵まつりは、かつては「名古屋城夏まつり」という名前で開催されていたが、2006年からは、同名前に変更。今では名古屋の夏の風物詩として定着している。

 園内に設置されたビアガーデンでは、ビールに合う名古屋めしや全国のグルメが提供され、会社帰りの会社員のグループや家族連れなどが乾いた喉を潤す姿が見られた。

 一部公開中で復元工事中でもある名古屋城本丸御殿のライトアップが行なわれているほか、会場内のステージでは、和太鼓の演奏やジャズライブのほか、名古屋おもてなし武将隊の演舞、デビューしたての愛知県の観光PR部隊「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のステージなど、たくさんの見どころであふれる。

天守閣に見守られる、盆踊りの輪

 名古屋城天守閣を望む西之丸には、盆踊りの櫓が組まれ、連日夕方から盆踊りが開催される。櫓の周りでは、揃いの浴衣を着た人や私服の人など、多くの人々が思い思いに踊りに興じていた。フィナーレの「名古屋城大盆踊音頭」がかかると踊りの輪の熱は最高潮に。踊り終わると盛大な拍手がわき上がっていた。

 盆躍りに参加していた、日本民謡研究会のメンバーでもある、名古屋市昭和区から来た女性は、「暑いけど、会の仲間と会場のみなさんと一体となって踊って楽しかったです。ボランティアで訪れる老人ホームでも盆踊りを披露していますが、盆踊りが終わるころには車椅子のお年寄りの方が、気づくと手を動かして踊っていますよ。踊りが持つ力はすごいので、踊り方を知らないから、と敬遠して見ているだけではなく、ぜひ踊りの輪に参加してほしいですね」と、興奮冷めやらぬ様子で話した。

 名古屋城宵まつり期間中は、通常は午後5時で閉園する名古屋城を同9時まで延長。天守閣への入場は通常の午後4時が同8時まで延長され、昼間とは異なった幻想的で厳かな雰囲気を楽しめる。名古屋城宵まつりは16日まで、名古屋城大盆踊りは期間中同6時から同8時まで実施される。

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