愛知県産野菜の普及を目指して考案された「あいちのサラダめし」。台湾ラーメン風などのアレンジ4種

 愛知産野菜の消費拡大などを目指す「あいち みんなのサラダ」プロジェクトが8月24日に発足しました。野菜サラダを“名古屋めし”風などのスタイルで食べる「あいち サラダめし」を考案、愛知県の大村秀章知事も試食して「愛知の野菜がおいしくないわけがない」と太鼓判を押していました。

愛知・野菜の摂取量「全国最下位」が話題に

農業県なのに摂取量は全国最下位クラス

 愛知県の農産物はシソが全国シェア1位、キャベツが全国2位、トマトが3位などと全国でもトップクラスの産出額を誇ります(2017年、県まとめ)。一方で野菜の「摂取量」は男性が全国47位と最下位、女性が45位(2016年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」)。野菜不足が指摘される今の日本人の中で、愛知県民は「せっかくつくっても食べない」のが実態だと言えます。

 そこで、県内の食や農業に関わる有志が集まり、「愛知らしい食べ方でおいしく、楽しみながら野菜をたくさんとり、地元野菜への理解を深めてほしい」とプロジェクトを起こすことにしました。

 実行委員には「名古屋めし評論家」でフリーライターの大竹敏之さん、あいち在来種保存会の高木幹夫さん、碧南市の「農業女子」永井千春さん、愛知学院大心身科学部教授の酒井映子さん、キユーピー執行役員名古屋支店長の湯川治己さんが就任。県公館を訪れた代表の湯川さんは「弊社は来年創立100周年を迎え、サラダの食文化を定着させてきたが、愛知の野菜摂取量の低さは大きな課題として捉えてきた。ただ単に食べましょうではなく、ご当地の食文化として広めていくため、行政とも手を携えて推進していきたい」とあいさつ。実行委員が議論を重ねて考案したという「あいちサラダめし」の試食を大村知事にすすめました。

「台湾ラーメン」風でもヘルシーに

愛知県公館で「あいちのサラダめし」を試食する大村知事と、それを見守るプロジェクトの実行委員

 「あいちサラダめし」は愛知県民が好む「うま味」「食べごたえ」「意外性」を備え、ワンボウルで楽しむ新しいサラダスタイルを提案。うま味の象徴である「肉みそ」を使い、県産野菜でたっぷりかさ増しをし、彩りに県内での生産量が多い卵もプラス、最後にマヨネーズやドレッシングで仕上げるという「4つのルール」を基にアレンジをします。ボリューム感がありながら、カロリーは抑えられ、健康をアピールできるという狙いです。

 知事が試食したのは、名古屋めしの代表格とされる「台湾ラーメン」を思わせるピリ辛の肉みそをカラフルな刻み野菜の上にのせ、コチュジャンとマヨネーズを合わせた特製マヨソースをかけた一品。大皿一つに野菜と肉、卵がよりどりみどりで、「サラダなのに一品で満足できるはず」と大竹さん。スプーンですくって何口もほおばった大村知事は「野菜がおいしい。マヨネーズはもっとかけていいかも。見た目もいいので、これはヒットしそう」と感想を述べました。