政府軍による無差別な砲撃で怪我を負った負傷者の血を洗い流す住民

 パン屋にナンを買いに行くのも、ただ友達に会いにいくのも命がけである。

 政府軍の狙撃手がビルの上から、モスクの尖塔から、ライフルに付けたスコープであなたが道を走って渡るのを何百メートルも先から覗いていて、引き金にかけた指を引くチャンスを待っている。老人も女性も子供すら関係ない。空からは、急に迫撃砲の弾が落ちてきて何が起ったかもわからぬ前に死ぬ。今日もどこかで親が、兄弟が、友達が、ほんの偶然のようにあっという間に死んでいく。

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