前線が入り混じる地域にて、囮のマネキンには服を着せAK47が持たせてあった。

 「俺達はアサド政権を倒す、それをどうやるのか考えるのに必死で他の事を考える余裕はないよ。」彼らは自分が生きる事、死ぬ事を考えるよりも、アサド大統領を倒すという「今」に全てを託して生きているのだ。

 各国政府の思惑が絡まり、反政府軍に対する武器支援も始まったいま、大国同士の思惑知らずして前線で戦う者達や、国際社会から見放されたシリア国民は翻弄され、自分達の当初の意志とは異なる深い闇に引きずり込まれようとしている。

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