2015年春に長野~金沢間が開業する北陸新幹線。長年の悲願だった新幹線に、石川や富山など沿線自治体の期待は高く、歓迎ムードが高まっています。将来的には北陸経由で東京から大阪までを結ぶ構想の北陸新幹線。いったいどんな新幹線で、沿線にはどんな駅があるのでしょうか。

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どんな新幹線?

[写真]北陸新幹線の外観(提供:ジェイアール東日本企画)

 北陸新幹線は、2015年春に長野新幹線が延伸して開業します。長野、上越、富山など北陸の主要都市を経由して金沢まで延びます。高崎~長野間は「長野新幹線」として、既に97年10月に開業しています。2025年度末までに金沢~敦賀間が完成し、将来的には大阪まで結ばれることになっていますが、大阪延伸の時期は未定です。大阪までつながれば、東京からの総延長、約700キロに及ぶルートになります。

 北陸新幹線には、新型車両の「E7系」が投入されます。最高速度は時速260キロ。金沢~東京間の所要時間は最短約2時間半で、これまでより約1時間20分短縮できるといいます。

[写真]グランクラスの車内(提供:ジェイアール東日本企画)

 ボディカラーは、アイボリーホワイトを基調に、北陸の伝統工芸である象嵌(ぞうがん)などの銅色と空の青色をモチーフにしたラインが施されています。「グランクラス」という最上級クラスの車両が設けられ、快適なシートと高級志向の室内が売りになっています。

 北陸新幹線の列車名は4つ。東京~金沢間を約2時間半で結び、主要駅だけに停まるタイプは「かがやき」、停車駅が多いタイプは「はくたか」、富山~金沢間を往復するタイプは「つるぎ」、東京~長野間を走るタイプは従来の長野新幹線の「あさま」を継続します。

北陸新幹線のルートは?

[図解]北陸新幹線「長野~金沢」間の駅

 では実際、どんなルートを通るのでしょうか。前述の通り、東京~長野間は既に開業しています。長野~金沢間は沿線に8駅あり、長野、新潟、富山、石川の4県を通ります。長野から順に駅を見ていきましょう。

 まず長野県の飯山(いいやま)駅があります。次に、新潟県の上越妙高駅(じょうえつみょうこう)駅。そして、糸魚川駅(いといがわ)駅。ここから富山県に入り、黒部宇奈月温泉駅(くろべうなづきおんせん)駅、富山駅、新高岡駅と続きます。そして最後に、石川県に入り、金沢駅に到着します。

地元への経済効果は?

 地元では観光客やビジネス客の増加など、さまざまな経済効果に期待が高まっています。日本政策投資銀行の北陸支店と富山事務所が、石川、富山両県の経済効果を試算しました、。それによると、首都圏からの観光客、ビジネス客が、石川県では年間約32万人増加し、約81億円の経済効果が想定されるそう。これに、県内生産の増加などの波及効果を合わせ、年間で計124億円の経済波及効果が予想されるといいます。同様に、富山県では旅行客が年間約21万人増え、経済波及効果は合わせて約88億円と試算されています。

(動画制作:TOMOニュース)