■IBFが公式にJBCへ謝罪

 ボクシング・亀田大毅のWBA、IBF世界Sフライ級統一戦で起きた数々の問題が、ようやく終結へ向かいそうだ。この日、3つの重大な結論が揃って出された。ひとつはIBF(国際ボクシング連盟)が公式発表してJBC(日本ボクシングコミッション)に送付してきた謝罪文。

 12月の統一戦で前日のルールミーティング後の記者会見において、IBFの立会い人であるリンゼイ・タッカー氏が、IBF王座について「負けた場合は空位」と発表したにも関わらず、試合後に一転、「負けても防衛」として、日本のボクシング界を大騒動に巻き込んだ件について、「JBCとファンを混乱させました。IBFは混乱の責任を全て受け入れます。このようなことが2度と起きないように万全を期したい。タッカーの誤った発言のために批判を受けたJBC、ボクシングの公平性を信じたファンを裏切ることになったことについて公式に謝罪します」とした。

 実際は、ルールミーティングの中では、王座の移動問題についての確認は行われていなかったが、JBCの主張通りに、「会見でのコメントが、公式見解であった」と認めた。

■亀田大毅が王座返上を明らかに

 ただ、亀田大毅の王座に関しては、JBCが要求していた空位とはせず、防衛の立場を主張してきた。しかし、この日、2つ目の重大な結論を亀田大毅が、明らかにした。アメリカ合宿へ出発する直前の成田空港で「ファンをお騒がせして申し訳ない。僕が負けたことが悪いし、それは認める。指名試合もクリアしたかったが返上する」と、タイトルを返上することを断言したのだ。すでにIBF本部にも意向を伝えたという。

 JBCは、この日、IBFの謝罪を受けての会見を開いた。当初は、IBFとの共同声明を出すとされていたが、「共同声明にする性質のものではないと判断した」と、IBFの謝罪文を受けてのJBCの見解を示す会見となった。

 今後のタイトル保持問題だけに両者の齟齬があったが、これも、亀田大毅の返上で結果的に解決。秋山弘志理事長は、「(ネット上のニュースで返上の意向を)見ただけで詳しい話はわからないが、(返上したのであれば)、その行為を評価したい」と語った。

 これらの一連の亀田問題に関して、JBCは、すでに亀田ジムに交付していたオーナー、プロモーター、マネジャーの3つのライセンスの更新を「その職責を果たしていなかった」との理由で認めず、事実上、亀田ジムは国外追放処分となっている。その処分に対して亀田側は、この日までに、再審議を求める書類を提出した。

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