各種ライセンスの更新が認められず国内でのボクシング活動ができなくなっている亀田ジムは、元協栄ジムのベテラントレーナーだった大竹重幸氏を新会長に迎えて、再出発をする方向を固めているが、その場合、亀田ジムではなく、「K3 BOX&FIT GYM(ケースリー・ボックス・アンド・フィット・ジム)」(通称Kスリージム)と名称を変え、新加盟ジムとして、まず東日本ボクシング協会(大橋秀行会長)への申請を行うことになりそうだ。新加盟の場合は、加盟金が改めて必要になるが(大竹氏が10年以上のマネージャー経験があるため、700万円)、亀田サイドは、そういうリスクを負っても、心機一転、イメージを変える意味でもジム名を変えての再出発を考えているようだ。

では、大竹氏を新会長に再出発する“亀田ジム”は、果たして、今後、どんな手続きを踏み、承認されれば、いつ頃に、国内での活動が解禁されることになるだろうか。日本のボクシング界は、ジム制度を採用しているため、まず「Kスリージム」は、東日本ボクシング協会に新規加盟の申請を出すことになる。東日本ボクシング協会は、新会長である大竹氏、新マネージャーとの面接などの経緯を踏んだ上で、「Kスリージム」の新加盟についての審議を行い、理事会にて承認を決定する。その際、近隣に競合するボクシングジムがなく、3人以上の会長の推薦文が必要だが、名門ジムの後見があれば、比較的スムーズに加盟承認に至るという。協会が理事会で、「Kスリージム」の新加盟を承認すれば、次に協会の推薦という形で、JBC(日本ボクシングコミッション)に、国内でのボクシング活動の再開のために必要なオーナー、プロモーター、トレーナー、マネージャーなどの各種ライセンスの交付の申請がなされる。

通常の場合、JBCのライセンス交付に関しては、改めて審議は行わず、協会が出した承認の結論を信頼する形で、出された書類にポンと承認の判を押すだけの流れだという。新加盟の申請から審議、承認に至るまでの時間的な取り決めはないが、月に一度のペースで開かれている理事会で議題に上がるため、何か月も時間を要することは少なく、比較的にテキパキと進められ、最近では、申請から承認まで1か月もかからないケースもある。またJBCのライセンス交付作業に関しても同様だ。