日本君は韓国君や中国君と競い合うべきか?

 米国メーカーは、軽薄短小な技術で果敢に攻めてくる日本メーカーに敗れ、一旦は製造業から撤退しますが、ハードウェア技術の先にあるソフトウェア技術やネット技術で巻き返しを図り、現在の地位を確立しています。ところが、それまで次々と新しい技術に飛びついていた日本は、なぜかハードウェアからソフトウェアへのシフトで立ち止まってしまい、現在では、韓国や中国といった低付加価値の新興国メーカーと価格で争うという状況になっています。

 製造業の根幹は、保守的な人が軽蔑するような革新的技術を常に追求し続けるというイノベーション精神にあります。日本は製造業を重視していたつもりでしたが、本当のところは製造業を軽視していたのかもしれません。

(大和田 崇/The Capital Tribune Japan編集長)

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