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決勝トーナメントの戦いが繰り広げられているサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会。残念ながら日本はその舞台にはいない。攻撃的なサッカーを掲げながら、W杯という大舞台で「自分たちのサッカー」を十分には発揮できないまま、グループリーグで敗退してしまった。トルシエ・ジャパンでボランチを務めた元日本代表の戸田和幸氏に、日本代表の戦いぶりについて聞いた。

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[写真]「その2分」がなければという論調は違うと語る戸田和幸氏

コートジボワールに逆転負けを喫した日本の初戦。戸田氏は「試合開始と同時に相手に襲いかかるようなディフェンスから自分たちのパスとドリブルを使い分けて打開するサッカーを期待していたが、そうはならなかった。明らかに重かったし、気持ちが出てなかった。技術的なミスも多かった」と印象を語る。

ただ、立て続けに2失点して逆転を許した後半については、「『あの2分』がなければ、という論調もあるが、『それまで』があってあの2分がある」と、あの場面をしのぎ切れば勝てたという見方を否定する。前半からマイボールの失い方が悪くて、ディフェンスがアプローチし切れず、フリーでクロスを上げられるシーンがあったと指摘。試合の流れからいえば、ある種の必然との見方を示した。

戸田氏は「ドログバに自由にやらせてしまったなという印象」と語る。ドログバ投入直後、本田が一度、目いっぱいぶつかったが、びくともしていなかったという。「でも1人に対して2人行くくらいのディフェンスを、あの試合はするべきだった」と指摘する。

今回の代表はスペイン代表のような、自分たちがボール持って、相手を走らせて最後まで打開し切って勝つ、というサッカーをイメージしていたため、「自分たちのサッカーに自信を持っていたので、相手のキーマンつぶすとか守備のところに重きを置くイメージがなかった。細貝もメンバーに入ってなかったし」と分析する。