[画像]2012年には“最強”オールブラックスと対戦した日本代表=中央は田中=(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

ラグビーの日本協会は6日に東京都内で理事会を開き、南半球最高峰であるスーパーラグビー参戦への入札をすると決めた。主催者であるSANZARへの申請書類の提出期限は15日で、結果は10月に出る。競合相手はシンガポールとなりそうだ。

スーパーラグビーはニュージーランド、オーストラリア、南アフリカという南半球強豪国(現在の国際ラグビーボード=IRBによるランキングでは上位3傑を独占)で行われるリーグ戦で、各国の代表選手が攻撃合戦を展開。2012年にはニュージーランドのハイランダーズに田中史朗、オーストラリアのレベルズに堀江翔太がそれぞれ加入し、国内での認知度も高まっている。

2016年以降は参加チーム数が現在の15から18に増え、南アフリカ、新加入国のアルゼンチンのチームが加わる。SANZARは残り1枠への入札をアジア諸国に打診したようで、2019年にワールドカップを開催する日本が立候補することとなった。目的は、代表の強化と競技人気向上だ。晴れて参入が叶った場合、日本はナショナルチームに準ずるチームをプレーさせる見込みだ。

ラグビー界では、国際ラグビーボードによるランキングの近い国同士がテストマッチ(国際的な真剣勝負)を組む傾向にある。現在10位の日本は2012年にニュージーランドを東京・秩父宮ラグビー場に招いて6―54と洗礼を浴びたが、それは滅多にない機会だった。もしもスーパーラグビー参入が叶えば、日本はその希なるチャンスを恒常的に得られることとなる。2019年に向け、貴重な経験を積めるだろう。

なお、実際にスーパーラグビーでプレー経験のある田中は「日本と比べてコンタクトが全然、違う」と、同じく堀江も「コンタクトエリアでのプレーは成長した。相手が大きいなかでも、すぐに倒れないように」とそれぞれ発言。国内とは段違いの激しい肉弾戦に身を投げることで、自らの向上心を促すことができたという。

もちろん、人気面への影響もあろう。最近、「周りの人がラグビーを何とかせな、と言っている。僕も頑張らな」と言うようになった堀江も、「日本にスーパーラグビーのチームがあったら子どもたちにも憧れを持ってもらえる」と期待していた。

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