#01

(C)Hiromi Nagakura

地球のどこかで絶えず争いがある。
それでも伝統を守り、誇りを抱き、祈りをささげる人たちがいる。
先人たちが拓いた道を伸びやかに、そして、たくましく歩んでいく人たちがいる。
その先に新たな世界があると確信しているかのように。

≪長倉洋海 ながくらひろみ 略歴≫
1952年、北海道釧路市生まれ。通信社勤務を経て、1980年よりフリーランスとなる。
以降、世界の紛争地を取材。第12回土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞などを受賞。2004年に出演した「課外授業・ようこそ先輩-世界に広がれ笑顔の力」(NHK)はカナダ・バンフの国際テレビ祭で、青少年・ファミリー部門の最優秀賞ロッキー賞を受賞。2006年には、フランス・ペルピニャンの国際フォト・ジャーナリズム祭に日本人初の写真家として招かれ、大規模な写真展を開催した。写真集をはじめ、エッセイ集、写真絵本など著書多数。

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<名誉のために-アフガニスタン>

取材を終えた翌日、山を下りると、町はずれの広場でブズカシが行われていた。ブズカシとはペルシャ語で「ヤギを引きずる」という意味で、チンギス・ハーンのモンゴル軍に対抗するための騎馬技術向上を目的に生まれたという。

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