[画像]でんぱ組.inc(左から夢眠ねむ、相沢梨紗、古川未鈴、藤咲彩音、最上もが、成瀬瑛美)

人気急上昇中のアイドル、でんぱ組.inc。秋葉原の小さなライブステージからスタートし、今年5月には初の武道館ライブを実現させるなど、今、飛ぶ鳥を落とす勢いで飛躍を遂げている。10月1日には、BS朝日、CSテレ朝チャンネル1で放送、テレ朝動画で配信されている冠番組『でんぱの神神』のDVDボックス第3弾を発売し、来年2月には、代々木第一体育館で2Daysライブが決定。まさに、ノリに乗っている。「オタク」、「引きこもり」、「学校で馴染めない」など、さまざまな過去を持ったでんぱ組.incだが、多くのファンに支持されるようになった今の心境をメンバー6人に聞いた。

■地道に活動を積み上げてきたでんぱ組.incの今

「地道にいろんな活動を積み上げて今がある、という感じです」(相沢梨紗)、「人気の上がってきた様子をグラフにしても、ずっと緩やかで低い角度でした」(最上もが)と、大きなブレイクポイントがないまま、現在に至っているが、今年に入り、これまで地道に続けてきた活動が一気に花を咲かせようとしている。目標だった武道館ライブを5月に達成し、来年にはアリーナ(代々木第一体育館)2Daysを予定。大きな波を掴もうとしている。

「おととしの9月、初めて目標を口にして『武道館でやりたい』って言った。できるとか、できないとか、考えてなくて、『言ったからにはやるしかない』という気持ちでここまでやってきた」(古川未鈴)と振り返る。それまでのでんぱ組.incは「ざっくりとしたキャッチフレーズしかなくて、『アイドルは世界を救う』とか、そういうものばかりだった。メンバー6人の共通の夢が武道館になった」(夢眠ねむ)と、そこで初めて、具体的な目標を持ったという。

■“夢を語る”経験がなかった 武道館は初めて語った夢

「引きこもり」だったり「オタク」だったりと、“夢を語る”という経験がなかったメンバー。「それまでのみんなは夢を話すのを躊躇していた。(目標を)口にしてからも、どうすれば武道館にたどり着くのかわからなかった」(夢眠ねむ)と、計画的に目指すより、目の前の仕事を1つ1つやっていくしか、彼女たちにはできなかった。

■華やかなアイドルではなかった「学校では馴染めなかった」

決してアイドルらしいアイドルではなかった。「今でこそ、オタクとか口に出せるような時代になったけど、昔はオタクとか、アキバとか、人目を気にすると言い出せるようなものではなかった。傷ついたこととかも、身を持って知っているし、同じ立場で応援してくれている人たちと、仲間としてやってきた。人とうまく喋れなかったし、でんぱ組.incの活動は(人前で話す)リハビリだった」(夢眠ねむ)、「そもそも、みんな暗かった」(最上もが)、「嫌いなことができなかった。それが極端だったと思う。それで学校に馴染めなかったりもした」(相沢梨紗)と、華やかなアイドルとは違う道を一歩ずつ、歩いてきた。

■辞めるタイミングは何度も逃してきた

結成されて7年目、現在のメンバーになって3年目になる。順風満帆ではなかっただけに、メンバーの思いもさまざまだ。「(アイドルとして)始めるのも遅咲き。泥道を歩いてきたので、辞め時はたくさん逃してきた」(夢眠ねむ)、「私たちは、目の前のことをやりすぎたタイプの人間。別のことに目を向けても、今度はそれに思いを突っ込んでしまう。それで学校で孤立したりしていた。でんぱ組.incは、それぞれ個々で成り立っている。だからうまくいっているのだと思う」(相沢梨紗)と、個性を認め合えるメンバーに巡り会えたことで、チャンスを掴んだ。