[表]世界男女平等ランキング。日本は104位

 世界経済フォーラムが、2014年における世界男女平等ランキングの結果を発表しました。安倍政権は「女性が輝く社会」を成長戦略として掲げているのですが、現状の順位は142カ国中104位と低迷しています。近辺には、女性差別が激しいといわれる韓国なども位置していますから、日本は国際的に見て女性の地位がかなり低いとみなされているわけです(実際にそうなのかはともかくとして)。

 こうしたランキングには批判の声も多いのですが、今年のランキングでは、このような国際比較がどういった性質を持つものなのかについて、よいお手本が示されました。それはフランスです。

 日本ではフランスは非常に男女平等が進んだ国というイメージがあるので意外に感じる人が多いかもしれませんが、欧米ではフランスはどちらかというと男女平等が進んでいない国とみなされています。フランス人もそれを意識しており、フランスのメディアでは、ドイツや北欧、米国のように男女平等をもっと積極的に進めるべきだという論調がよく見られます(悪い例として日本が引き合いに出されるケースも散見されます)。

 フランスの男女平等ランキングは、2012年には57位とかなり低迷していました。日本に比べればはるかに上ですが、北欧各国はトップランキングの常連ですから、そこから見ればかなり低ランクということになります。ところがフランスは2013年には45位になり、今年(2014年)はなんと16位に躍進しました。フランスと同様、主要先進国の中でランキングが低いことで有名なイタリアは今年も69位ですから、フランスの躍進ぶりが目立ちます。

 フランスの順位が急上昇したのは政治による女性登用策の効果です。フランスでは、ランキング結果の低迷を受け、クオータ制と呼ばれる半強制的な女性登用措置を実施してきました。クオータ制では、企業の取締役会などにおける女性の割合を40%以上にすることが法律で義務付けられます。2012年から国政を担っているオランド政権は、積極的な女性登用政策を掲げており、閣僚の半数を女性としました。

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