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 ユニクロの中国での下請け企業の労働環境について、香港を拠点とする労働NGO「SACOM」は15日、厚生労働省で会見を行った。

【動画】ユニクロの中国工場の働環境問題でNGOが会見

[写真」ユニクロの中国工場の労働環境について語るSACOMのアレクサンドラ・チャン氏(中央)とヒューマンライツ・ナウの伊藤和子氏(右)

 会見は、同NGOが11日に発表した報告書を基に行われた。報告書は、「潜入調査」と労働者への聞き取り調査の結果をまとめたもので、ユニクロの広東省南沙区と東莞市の工場について「長時間にわたる過重労働」や「危険な労働環境」などの問題点を指摘している。

 SACOMの香港代表のアレクサンドラ・チャン氏は、「ユニクロは大きな企業。下請け工場の労働条件の責任を負うだけでなく、各国の工場の責任も取る必要ある。ユニクロが掲げているのは『ナイス・トゥ・ウェア』などのスローガン。それは消費者に対してだけではなく、労働者にもしっかり良い生活が送れるようにするべきだ」と語った。同席したNGO「ユーマンライツ・ナウ」事務局長の伊藤和子氏も「危険な労働環境で長時間、低賃金で労働させられている。明らかに問題だ」と述べた。

 報告書では、2工場の長時間労働と低賃金を問題とした。時間外労働時間は、それぞれ134時間と112時間に上り、中国の労働法にも明確に違反するとしている。また残業代が正しく計算されないケースもあった。

 また、「特に心配している」として、危険な労働環境を指摘。工場内は非常に高温で38度を超えているところも多く、労働者の中には失神した人もあるとの聞き取り調査もあったという。また、ポリバケツの中に無造作に化学薬品が入っているなど適切な管理がなされていないなどと指摘した。

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