[写真]昨年リニューアルオープンした琵琶湖岸の商業施設・ピエリ守山。廃虚というイメージを払拭し再生なるか注目される

 “生ける廃虚”とインターネット上などで注目されていた琵琶湖岸の商業施設「ピエリ守山」(滋賀県守山市)が、リニューアルオープンして2か月近くが経ちました。

 外資系ファストファッションブランドの誘致などを目玉に掲げ、昨年12月17日のオープン初日には開業前から行列ができ、約4万3000人が来場。再生を手がけてきた不動産会社のサムティは「年間来場目標の650万人に向け、順調な滑り出しを見せている」と手ごたえを強調しています。地元住民からは「年末に訪れたが、久しぶりに活気を感じた」「動物と触れ合えるコーナーなどもあって目新しさを感じる」と期待の声がある一方、「廃虚というイメージが簡単にぬぐえるのか。周辺地域の開発がほしい」と厳しい視線もぬぐえておらず、今後の動向が注目されます。

【写真】「廃墟」と話題 滋賀の大型モール・ピエリ守山の今後は?

海外ブランドや屋内動物園も常設

 ピエリ守山は2008年に開業。当時、県内最大の商業施設として約200店舗でスタートしましたが、景気の悪化に加え、開業数カ月後には隣接する草津市に「イオンモール草津」がオープン。その後も「三井アウトレットパーク滋賀竜王」(同県竜王町)ができるなど周辺に大型商業施設が次々と参入。競争が激化する中で次第に店舗数が大幅減少し、昨年2月初旬の時点でわずか4店舗が営業するのみとなり、「廃虚」と揶揄されてきました。ようやく2013年秋に「サムティ」などがショッピングセンターとして再生することを表明。思い切った改装に着手し、昨年リニューアルオープンにこぎつけました。

 新生ピエリでは1・2階中央に「H&M」「ZARA」「GAP」などの海外人気ブランドが集中し、H&Mなどは店内にエスカレーターなどを設けた2層のメゾネットタイプにしており、商業施設のテナントとしては国内最大級の広さを確保。店舗間の導線も以前より追加することで、来客者が各店を見て回りやすいように工夫を加えました。またフードコートも重視し、世界第2位のハンバーガーチェーン「バーガーキング」のほか、米国人気ドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の滋賀1号店を誘致するなど話題性を持たせています。

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