沖縄県の翁長雄志知事が20日、東京の外国特派員協会で会見しました。普天間基地の辺野古移設に反対している翁長氏は、月末に予定されている訪米で「辺野古に基地は絶対作らせないと伝える」との意向を語りました。

 以下、翁長知事の会見内容の全文書き起こし(前編)を公開します。

以下、書き起こしの前編。

【会見全文書き起こし・後編】翁長知事「基地は沖縄経済の最大の阻害要因」(動画)

[写真]会見した沖縄県の翁長雄志知事

翁長:はいさい、ぐすーよー、ちゅーうがなびら。皆さん、こんにちは。外国特派員の皆さま、このようにたくさんお集まりをいただきまして、私のお話を聞いていただける、あるいはまた沖縄の基地の問題、あるいは日米安保体制、いろんな角度から皆さん方が私の意見を交換する中から日本のあるべき姿といいますか、あるいは日米同盟のあるべき姿といいますか、それを支える沖縄県のの立場といいますか、こういったこと等について議論が深まればありがたいなと、このように思っております。ただ、このようにたくさんおいででありますので緊張しておりますから、いい話ができるかどうか分かりませんけれども、15分だけ私が話をして皆さま方のまた質問も受けたいと思っております。

 まず、沖縄の簡単な歴史から話をさせてもらいますと、沖縄は約500年に及ぶ琉球王朝の全盛期の時代がございました。その中で万国津梁の精神といいまして、アジアの架け橋になるんだと。あるいはまた日本と中国とそれから東南アジアの貿易のこの中心になるんだということで、ずっと何百年やってまいりました。その大交易時代があったときにはベトナムの博物館に行ってもうびっくりしたんですが、600年前に琉球人が来ましたという年表もありましたし、それから中国のほうでは福州市のほうに、やはり北京に行く途中、福州市に立ち寄って行ったもんですから、向こうに琉球人墓といいまして、琉球の人が亡くなったお墓があるのを今も地域の人が管理しております。それからそこに宿がありまして、琉球館といいますけれどもそれも残っております。それから、北京のほうでは国子監といいまして、中国の華僑の制度を乗り切ってきた一番最優秀のところに琉球学館というのがありまして、いわゆる琉球のエリートがオブザーバーでそこで勉強させてもらったという、そういったこと等もあるような中に琉球王朝がアジアと付き合いをされてる。それから、沖縄の名産であります泡盛はタイのお米を使って泡盛ができてるわけで、タイとの何百年にわたるお付き合いもあるわけです。