[図解]常時観測が必要な火山

 鹿児島県の口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳が29日午前、噴火した。このところ、箱根山をはじめとして全国的に火山活動が活発化している。こうした他火山との連動について、気象庁地震火山部の北川貞之火山課長は、同日行われた会見で「いまの地震学、火山学では分からない。判断が難しい」との見方を示した。

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 口永良部島の近くには諏訪之瀬島(鹿児島県)や薩摩硫黄島(同)があるが、「今回の噴火があったからというわけではなく、火山の島として警戒が必要」と述べた。

【動画】口永良部島「今後も同程度の噴火がある可能性」

 火山はそれぞれに性質が違うという。地震学者の島村英紀・武蔵野学院大学特任教授も「一つの火山で噴火の前に出た前兆は、他の火山では噴火の前兆にはならない例が多い」「噴火予知にも地震予知にも、肝心の方程式はまだ分かっていません」《THE PAGE5月21日付記事》と、噴火予知の難しさについて解説している。