交流戦に突入しても首位をキープしている横浜DeNAを支えている一人がルーキーながらストッパーに指名された山崎康晃(22)だ、28試合に登板して1勝1敗18セーブ、防御率は1.98を誇る。140キロ後半台のストレートに魔球と呼ばれるツーシームを武器に与田剛(元中日)以来の新人記録を次々と更新している。頼れるハマの“小さな大魔神”に、疲労限界説や、ツーシーム秘話など、気になる話題を独占インタビューで聞いた。

――ルーキーながらストッパーとしての大活躍ですね。一方で、登板過多による疲労、フォームがインステップすることによる肩、肘への影響などが心配されています。
「マウンドに上がれば、疲れているだとか、体が重いとか、軽いとかは関係ありません。疲労やどこかしら悪いところを誰もが抱えています。その中でも、しっかりと投げるのが仕事。ストッパーという大事な仕事を与えてもらっている以上、疲れがどうのよりも、しっかりと投げたいという気持ちのほうが強いですね」

――少しでも負担を減らす工夫はしていますか?
「ブルペンでの球数も負担になってきます。肩の作り方も短くまとめて、最後だけ集中してピシッとまとめるように心がけています。最近は、ブルペンで10球も投げていません」

――肩もすぐできるようになってきたのもプロの経験ですね。
「本当は、ゲームの球数を減らすのが理想でしょうが、それは相手あがることなので難しいですね。そこは、しょうがないことなのかなと考えています」

――山崎さんは、どんな心構えでマウンドに?
「点をやれない。ランナーを出せない。自分自身も強気で向かうようにしています」

――やらないではなく、やれない? 責任感ですね。最近は、落ち着いて見えます。
「はい。はじめは、おっかなビックリでやっていたんです。だんだんと、自信が生まれ、少しずつですが、自分のペースで堂々とできるようになってきました」

――まだ怖さを知らない?
「そうですね。まだないです。広島で、配慮をいただき、マウンドを遠のいたことがありました。そのときは、色々と考える時間にあてたのです。すると、マウンドに上がるのが怖いと、難しく考えてしまう部分が出てきました」

 5月15、16日の広島戦で山崎は、ベンチ入りメンバーには入ったが、首脳陣は「使わない」と山崎に伝えブルペンで肩も作らずに2日間、休養をとった。

――難しく考える?
「こうなったら嫌だなあという、悪いイメージが沸いてしまったんです。でも、次のマウンドでも、しっかりと投げれて、あのときのピッチングが理想のマウンドにもなったんです。投げる中で感じる部分も大事です」

 5月20日のヤクルト戦。2-0で9回マウンドに上がった山崎は、川端、畠山、雄平と続く好打順を3人で斬ってとった。球数は10球。この川端をツーシームで三振、畠山はストレートで詰まらせ、雄平もツーシームで内野ゴロに打ち取った1イニングが理想のピッチングだったという。

――休まず続いて投げたほうが怖さを感じないのかもしれませんね。
「そうかもしれません」