フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」スタッフが、ペヤングソースやきそば発売に関するツイッター投稿をしたユーザーに対し、ツイッターで取材申請したことがネット上で物議を醸している。打診を受けたこのユーザーは「嫌です。自分で取材して下さい」と回答。ネット上で丸見えのこのやり取りが話題となり、フジテレビ批判が沸き立った。フジ側の“乞食”行為とまで断罪する意見もあるが、果たしてツイッターによる取材申請は、そこまで悪いことなのだろうか?

ツイッター上で取材依頼

[写真]台場公園とフジテレビ(奥)

「フジテレビめざましテレビの……と申します。突然ですが投稿についてお伺いしたくメッセージしました。このツイッターアカウントをフォローして頂き、ダイレクトメッセージでやり取りさせて頂ければ幸いです。宜しくお願い致します」

 6月7日、めざましテレビのツイッターアカウントから、あるユーザーに向けたメッセージが発せられた。このメッセージは、同日だけでも計15回、別々の人物に発信されており、文言はいずれも全く同じ内容だった。

 このうちの1人の「嫌です。自分で取材して下さい」という返信が反響を呼び、拡散。ネット上では、フジ側の取材依頼について「高給のくせに、楽しようとしやがって」「プライドはないのかよ」「自分の足でネタを探さず、アンタらそれでもメディアかよ」などの批判があふれた。その一方で、フジ側の申し出を拒否したユーザーに対しては「よくやった」「しびれた」などといった称賛の声が寄せられた。

 めざましテレビでは、これまでも日常的にツイッターを用いて取材依頼をしているようだ。過去のツイートを見ると、「ブログ」「動画」「画像」について「お伺いしたくメッセージしました」から始まり、「このツイッターアカウントをフォローして頂き、ダイレクトメッセージでやり取りさせて頂ければ幸いです」という取材のお願いがいくつも確認できる。

他局番組でも同様の依頼

 同アカウントの自己紹介欄によると、開設日は2014年3月18日。「このアカウントで皆様にお問い合わせしたりすることがありますのでよろしくお願いいたします」との説明書きがあり、当初から取材の目的で開設されたもののようだ。

 確かに、一字一句同じ「コピーアンドペースト」の文章で、多方面に取材のお願いをばらまくことは配慮不足で、失礼だと批判されても仕方がない。ただ、ニュースは鮮度が命。報道の現場にいた筆者の経験からも、メディアの取材者たちは、コアな情報を限られた人員で短時間に取得するために日々、努力している。その彼らがツイッターを使用するようになるのも、必然的な流れという印象も受ける。

 実際、番組のツイッターアカウントから一般ユーザーに取材を申請する行為はフジのめざましテレビに限らない。各テレビや新聞で広範に行われており、もはや一般的な取材手法となっている。確認できたものだけでも、

・TBSテレビ「あさチャン!」
・フジテレビ「とくダネ!」
・フジテレビ「みんなのニュース」
・日本テレビ報道局
・テレビ朝日「報道ステーション」
・テレビ朝日「グッド!モーニング」
・中日新聞

などがある。いずれも、「ダイレクトメッセージ(DM)でやり取りしたいので、フォローしてもらえませんか」とのツイートがみられる。