[写真]犬山城前にて、「わん丸くん」、犬山っ子のYちゃん、我が家のフレンチ・ブルドッグ、『マメ』

 最初は自分の犬だけがかわいいと思う人も、やがてその犬種全般を愛するようになり、最後には犬に関係するものはなんでも好きになる。愛犬家にも色々あるが、これが僕の持論である。この「犬ならなんでも好き」な第三段階になると、「犬目」とか「犬帰りの淵」、あるいは「犬ころの滝」などという地名を地図やナビで見つけると、迷わず立ち寄ってしまう。何か犬に関係のある謂われがあるのだろうと思うと、実際にどんな場所か確かめたくなるのだ。

 少し検索するだけで「犬」がつく地名はいくつも出てくる。滝の名前などの固有名詞を含めれば全国に数えきれないほどあるようだ。その中から、出張や旅の途中でたまたま立ち寄った5つの「犬スポット」を紹介しよう。

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犬山のゆるキャラは当然「犬」

[写真]観光客に大人気のわん丸くん。犬スポットマニア的には背中の「犬」の文字が高ポイントである

 日本一有名な「犬」がつく地名と言えば、愛知県犬山市で間違いないだろう。国宝の犬山城はもちろんだが、『明治村』『日本モンキーセンター(モンキーパーク)』、隣の小牧市になるが『リトルワールド』もあり、家族連れで楽しめるメジャーなレジャー施設が集まる。僕は若いころ(20世紀末)に名古屋と岐阜県で新聞記者をしていた事があり、犬山については、そういう遊園地系のイメージを強く持っていた。

 その後、公式マスコット『わん丸くん』が登場。「城下町」「レジャースポット」のイメージに加え、一気に「犬っぽさ」も強調されるようになった。「ちょんまげがある柴犬」といったゆるキャラで、犬スポットマニアとしては、殿様風の衣装の背中にある「犬」のマークが何気に良い。ゆるキャラブームより前の2000年の誕生と、結構ベテランキャラなのだが、知名度は中の上といったところか。2014年の『ゆるキャラグランプリ』では、1699体中293位であった。

[写真]犬山城近くの観光案内所で売られているわん丸くんグッズ

 僕がわん丸くんを知ったのは、5年ほど前に犬山を訪問した時であった。その時には既に、「全国で唯一・市の名前に『犬』がつくのは犬山だけ」というキャッチフレーズと共に、市内の観光地にぬいぐるみや文房具といったわん丸くんグッズが溢れていた。

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