#01 元住民が掲げた黄色いハンカチ

荒浜にはためく黄色いハンカチは、元住民の「この場所に帰りたい」の意思表示だ

荒浜にはためく黄色いハンカチは、元住民の「この場所に帰りたい」の意思表示だ

荒浜にはためく黄色いハンカチは、元住民の「この場所に帰りたい」の意思表示だ

東日本大震災の津波で集落ごと流された仙台市若林区荒浜は震災後、
人が住むことが禁じられた「災害危険区域」に指定された。

何もなくなった荒浜の集落跡を歩くと、何枚もの黄色いハンカチが吊るされている風景に出会う。1カ所だけではない。道を歩いていくと、また。遠くの方にも、風になびく黄色が見える。高倉健さん主演の「幸福の黄色いハンカチ」で、再会の目印となる黄色いハンカチ。「ここに帰りたい」と願う住民が、その意思表示として自宅跡に掲げているのだ。

元住民の貴田喜一さん(69)は震災後、自宅跡に小さなプレハブ小屋の「里海荒浜ロッジ」を建てた。震災から4年以上が経つ今も、ロッジには住民らが月に1度集まり、海岸や集落跡のゴミ拾いをしたり、荒浜の今後について議論したりする場所となっている。(安藤歩美/THE EAST TIMES)
【カメラが去ったあと・被災地の今】望郷に揺れる黄色いハンカチー仙台荒浜 (7月7日)