東北5大祭りの一つにも数えられる「盛岡さんさ踊り」が1日、岩手県盛岡市で始まった。4日までの開催で、期間中に参加予定の258団体述べ約3万5500人が、東北の夏を盛り上げる。

「ミスさんさ踊り」による溌剌とした踊りが、まちを盛り上げた

 「盛岡さんさ踊り」は、太鼓や鉦(かね)の力強いリズムと横笛や歌声に合わせ、人々が列になって大通りを踊りながらパレードするお祭り。午後6時過ぎから、踊り手の人々が福を呼ぶ意味を持つという「サッコラチョイワヤッセ!」の掛け声とともに溌剌(はつらつ)と踊り始めると、沿道に集まった人々は熱気に包まれた。

 踊り手として参加した岩手医科大学の薬剤師、藤江美雪さん(30)は「充実感でいっぱい。来年もぜひ参加したい」と笑顔で話した。9年連続で「さんさ踊り」に参加し続けているという陸上自衛隊の男性(32)も、「踊る人々の中だけでなく、地域の人々とも一体となれる一体感が味わえることがさんさ踊りの魅力」と高揚したようすで語った。

高校生らも参加し、地域の幅広い年齢の人々が祭りを楽しんだ

 盛岡商工会議所によると、「さんさ踊り」は江戸時代から盛岡市周辺で踊られていたもので、各地でまちごとに特有の踊り方が形成されていった。1977年に「さんさ踊り」を盛岡市の祭りの目玉にしようと、リズムや振り付けを統一した「盛岡さんさ踊り」が誕生。地域の老若男女誰もが一緒に踊れる祭りとして愛され、今年で38回目の開催となった。

 最終日の4日には「さんさ太鼓」だけのパレード「世界一の太鼓パレード」によるグランドフィナーレが予定されている。
(THE EAST TIMES)

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