日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)は8月2日、全国各地から集まったジャーナリストたちが、取材や議論を通じて、作品を完成させる記者教育プログラム「ジャーナリストキャンプ浜松」の報告会を東京・市ヶ谷の法政大学で開催しました。

 報告会の第1部のディスカッションには、キャンプでデスク役を担当したノンフィクションライターの藤井誠二さんと、弁護士ドットコムニュース編集長の亀松太郎さんが参加。THE PAGEを運営するワードリーフ社長の奥村倫弘さん、JCEJ代表運営委員の藤代裕之さんとともに、「記者指導とテクニック」について議論しました。「デジタル時代にライターはどう生き残るのか」というテーマも飛び出し、「簡単に食えなくなった」時代のサバイバル術をめぐって、刺激的な意見が交わされました。

 ジャーナリストキャンプは6月19日から21日にかけて静岡県浜松市で開催し、参加者13人がデスク役のジャーナリスト5人のアドバイスを受けながら、作品を完成させました。作品はTHE PAGEで公開しています。(作品一覧はこちら

デジタルメディアの時代に「絶望」

[写真]左から亀松太郎さん、藤井誠二さん、奥村倫弘さん、藤代裕之さん

 まずは奥村さんがディスカッションの前に、ジャーナリストキャンプの記事を振り返りました。THE PAGEで最もアクセス数が多かったのは、参加者の新井悠真さんの「女?男?それとも?多様な性のあり方 ~『トランスジェンダー』のリアル」でした。配信先のYahoo!ニュースでもトピックスに取り上げられ、Yahoo!トップにも掲載されました。奥村さんは、「人の生い立ちをしっかりと調べている」と評価しました。2位は安藤健二さんの「『幻の戦車』を求めて 男たちはなぜ湖底を探すのか?」、3位は福岡範行さんの「浜松餃子なんて無い? 餃子日本一の裏側(下)──ブーム喜べない餃子店」でした。上位3人とも、新聞社に在籍している、もしくは過去に在籍した経歴があることが特徴的でした。