現在開催中の全国高校野球選手権では連日にわたって甲子園で熱戦が繰り広げられている。6日の開幕試合ではプロ野球・ソフトバンクの王貞治会長が始球式を務めて、その見事な投球が話題を集めた。始球式といえば、プロ野球で女優や俳優、アイドルらが登場し球場を盛り上げるシーンがみられるが、気になるのは出演ギャラ。今回はそんな始球式の裏事情に迫ってみた。

プロ野球試合・芸能人始球式はノーギャラ!?

 芸能人の始球式だが、気になるのは出演ギャラだ。芸能人にとって、商品のPRイベントや新作発表会などへのゲスト出演は大きな収入源の一つとなっている。芸能評論家の三杉武氏は語る。

 「大物になると1本数千万円とも言われるCMほど単価は高くありませんが、それでも数十万円から数百万円というギャラを短時間で稼げるという意味では、イベント出演は芸能人にとってオイシイ仕事と言ってもいいでしょう。短いものだと拘束時間は1時間足らずですし、ドラマや映画でいう役作り、アーティストでいうリハーサルといった事前の準備も、ほとんど必要ありませんからね。もちろん、知名度や話題性、好感度などそれなりの“武器”がないとオファーは来ませんが」

 芸能人がゲストとして登場するプロ野球の始球式も当然、他のイベントと同様にそれなりのギャラが期待できそうだが、内情は大きく異なるようだ。PR会社のスタッフは声を潜めてこう明かす。

芸能人サイドがお金を払って始球式をするケースも

 「超大物など一部の例外を除いて、ことプロ野球の試合での芸能人の始球式に関しては基本的にはノーギャラです。それどころか、逆に球団側にお金を払って始球式をやらせてもらうケースもざらです」

 プロ野球の試合においては、球場に数多くの観客が試合観戦に訪れる。球団側にしてみれば、芸能人の始球式についてはPRや宣伝の場を提供しているという感覚のようだ。

 「実際には芸能人や所属事務所がお金を払うというよりは、ドラマや映画 などのタイアップやキャンペーンの一環としてテレビ局や映画会社などが出資し、主演女優さんや主演俳優さんなんかに始球式をやらせるというパターンが多いですね。アーティストさんなら新曲やアルバムの宣伝も兼ねてレコード会社がプロモーションの一環としてセッティングしたりとか。あとは、企業さんが商品のCMキャラクターやイメージキャラクターに起用しているタレントさんに、より宣伝効果を高めるため、始球式に参加させたりとかですかね。まあ、この場合は芸能人からするとCMキャラクターやイメージキャラクターとしてのギャラはもらっているわけで、厳密にはノーギャラというわけではないですけどね」(同PR会社スタッフ)

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