#01 火の鳥NIPPON

 「リオでバレー人生の集大成」──。そう話す日本女子バレー代表のキャプテン木村沙織。最後の大舞台と見据えるリオデジャネイロ五輪の出場権がかかるワールドカップ(22日開幕)を前に、長く束ねていた髪を30センチばっさり切った。雰囲気も変わった。「緊張感で練習中はピリピリムード。髪を切ったのは気持ちの表れでしょうね」と眞鍋監督も驚く“ギアチェンジ”ぶりだ。日本が勝つための鍵となる「ディフェンス力」強化のために、男子コーチが台上から打つアタックに食らいつく。キャプテンが見せる危機感が若手にも伝わり、チームの意識やムードも上がってきた。「強い心で、死に物狂いで戦いたい。ここで五輪切符を必ず取る」。なりふり構ってなどいられない、必死のサオリンが火の鳥NIPPONをリオへ導く。