#01 雄勝法印神楽

 東日本大震災で全壊した石巻市雄勝町(おがつちょう)の「葉山神社」の社殿が、震災から約4年半を経て再建された。9月20、26、27日に開かれた竣工奉祝祭では、国の重要無形民俗文化財「雄勝法印神楽」のほぼ全ての演目が演じられ、多くの住民らが集まって完成を祝った。

 「葉山神社」は鎌倉時代に創設され、葉山神社の奥にある本宮「石峰山石神社」は1800年以上前に祀られたと伝わる。葉山神社は町の伝統芸能「雄勝法印神楽」の保存継承の拠点でもあり、地域住民の信仰と心の拠り所となってきた。社殿は東日本大震災の津波で全壊したが、2013年6月から社殿を高台へ移す形での再建工事が始まり、今年9月に完成した。

 27日の竣工奉祝祭では、舞台上で演じられた神楽に地域住民らが見入っていた。竣工奉祝祭は数百年に一度しか開かれない祭りで、町に伝わる神楽のほぼ全てにあたる24演目が一度に演じられることは「知りうる限り過去に例がないこと」(千葉宮司)だという。

(文・写真 安藤歩美/THE EAST TIMES)

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