金銭授受疑惑が報じられている甘利明経済再生担当相が28日午後5時から記者会見し、自身の疑惑について事実関係などについて説明。寄付として秘書に適切に処理するよう指示したものの、業者から計100万円が渡ったことを認め、「秘書のせいと責任転嫁できない。閣僚の職を辞する」と辞意を表明した。

金銭授受疑惑で甘利明経済再生担当相が会見「閣僚の職を辞する」

週刊文春1月28日号記載記事の件に深くおわび

金銭授受疑惑で甘利明経済再生担当相が会見(写真:山本宏樹/DELTA PHOTO)

司会:それではただ今から甘利大臣の記者会見を始めます。大臣からご説明お願いいたします。

甘利:あんまり近くでフラッシュ多く、見えなくなっちゃうから。さっきもやられて目が、ちょっとフラッシュの連続ショットをちょっと止めてください。字を読みますから。

 私を巡る今回の週刊誌報道、すなわち株式会社文藝春秋発行の、週刊文春1月28日号記載記事の件で、国民の皆さまにご心配おかけしていることにつきまして、深くおわびを申し上げます。

 今回の週刊誌報道以降、私は自らの記憶をたどり事実関係の確認を行い、しかるべきときにしっかりと説明責任を果たしたいと申し上げてまいりました。具体的には自らの記憶をたどるとともに、本件記事を受けまして、事務所において客観的な立場から事実関係を確認してもらうため、当事務所とは今までまったく関係のない弁護士に調査を依頼しました。

 この弁護士は東京地検特捜部の経験を有する、元検事の経歴を持っておられる人物であります。なお公正な調査を担保するため、私は調査を担当した弁護士とは一切接触をしておりません。本日はまだ調査は途上でありますが、これまでに判明した事実関係について、ご説明を申し上げます。

 現時点での調査では、私の秘書らから、本件記事の内容に関する本人らの認識等を確認することに主眼を置きまして、可能な範囲でその裏付けの有無等を確認することとしているとの報告を受けているところです。このたびの報道によれば、異例にも相手方が膨大な録音や写真を持っているとのこともありまして、報道と私の記憶とのギャップについて慎重に確認を重ねた結果、本日の報告までに時間を要してしまいました。誠に申し訳なく思います。

 最初にお断り申し上げたいのですが、このたび週刊誌から指摘された私自身の問題と、事務所秘書の問題の2つのうち、本日は私自身の問題、すなわち大臣室および大和事務所における現金授受の問題を中心にご報告をさせていただきたいと思います。大変重大な問題である事務所、秘書の問題につきましても本日できる限りのご報告をいたしますが、いまだ全容の解明には至っておりません。引き続き調査を進め、しかるべきタイミングで公表する機会を持たせていただくことについてご理解を賜ればと思っております。