日銀の黒田総裁は29日会見し、マイナス金利を導入する新たな追加金融緩和を発表した。日銀の当座預金の一部について、金利を現在のプラス0.1%から、マイナス0.1%に下げる政策で、黒田総裁は「量と質に金利面を加えた3つの次元で全体として金融緩和を進める」と強調した。

日銀がついにマイナス金利を決定、ただし適用するのはごく一部だけ

会見する日銀の黒田総裁

 日銀によると、当座預金残高に応じて、プラス、ゼロ、マイナスの3段階の金利を設定する「階層構造方式」とし、金融機関の収益を圧迫しないように配慮した。

 日銀は「必要な場合、さらに金利を引き下げる」としているが、具体的な実施可能幅については言及せず、スイスのマイナス0.75%、スウェーデンの同1.1%、デンマークの同0.65%を例に挙げるにとどめた。