東芝は4日、2015年3月期の連結決算の業績予想を発表した。それによると、純損益は7,100億円の赤字で、昨年12月に公表した5,500億円より拡大した。決算発表後に同社で会見した室町正志社長は「誠に遺憾。1カ月あまりで大変大きな修正となった」と陳謝し、「今年度中にウミを出しきって、16年度のV字回復を図る決意の表れだ」と強調した。

東芝2015年第3四半期連結決算発表(全文2・質疑応答)損益最大、危険水域?

大変厳しい財務状況

東芝2015年第3四半期連結決算発表

司会:ただ今より2015年度第3四半期決算、2015年度の業績予想等に関しますご説明を始めさせていただきます。

 最初に当社の出席者をご紹介申し上げます。代表執行役社長、室町正志でございます。代表執行役上席常務、平田政善でございます。申し遅れました、進行を務めさせていただきます、広報・IR室の長谷川でございます。

 本日のご説明でございますが、まず室町から2015年度の業績予想、および新生東芝アクションプランの進捗についてご説明申し上げます。そののち、平田より2015年度の第3四半期の決算についてご説明を申し上げます。それでは早速始めさせていただきます。

 じゃあ、室町より業績予想の修正、新生アクションプランについてご説明を申し上げます。

室町:室町でございます。本日は第3四半期決算のご案内をしておりましたけれども、本日15時に開示をいたしましたとおり、大変遺憾ではございますけれども、昨年12月に公表いたしました、2015年度業績予想を修正させていただきました。数字はご覧のとおりでございますけれども、詳細は後ほど平田のほうから詳しくご説明をさせていただきますけれども、公表から1カ月あまりで大変大きな修正となりましたことにつきまして、まずは深くおわびを申し上げます。

 昨年、12月21日に現下の状況を乗り切るための経営施策、新生東芝アクションプランを公表いたしまして、東芝再生のために課題を抱えてる事業につきましては、2015年度中に構造改革等の必要な措置を実施するということが必須であるとご説明をいたしましたけれども、今回の修正は不採算の案件の引き当てや、棚卸評価減、追加の資産評価減、構造改革費用の積み増しなどを織り込んだことが大変大きな要因の1つでございます。

 私としては赤字事業、財務体質など、現在直面しておる課題に対しまして、今後に向けてめどを付けるため、最大限、今年度中に処理を行いたいと強く考え、今回、修正することにいたしました。

 一方でこれらにより、大変厳しい財務状況となりますので、現在進めております資産圧縮を一層加速させることに加え、今般、役員の報酬返上や役職者の給与減額などの緊急対策を今月から実施をすることといたしました。資産面では今後も金融機関さまのご理解、ご支援をいただけるよう、最大限努めてまいります。当社の今後の成長戦略に関しましては、現在検討を進めている中期経営計画と、2016年度の業績見通しについては、3月に皆さまにご説明をさせていただきたいと考えております。