阪神の2軍は22日、高知・安芸で四国アイランドリーグplusの高知ファティング・ドッグスと練習試合を行い、「1番・レフト」で先発出場したドラフト1位の高山俊(22)が猛打賞を記録し、噂の安打製造マシンぶりをアピールした。

 初回は、カウント1-2から松本英のアウトコースのストレートを綺麗にレフト前へ流し打ち、2打席目は2回二死一、二塁の得点機に巡ってきたが、今度はカウント1-2から内角ストレートを引っ張って一塁手の左を破った。二塁の一二三が本塁で憤死して打点はつかなかったが、そのスイングは力強かった。

 第3打席は5回の先頭。高知の3番手、左腕の澁谷の制球は乱れていたが、フルカウントからストレートを今度は、センター前へ運んだ。左、右、中と見事に広角に打ち分けて、明大時代に安打記録を作ったバットコントロールと、バッティングセンスを存分にアピールした。

 第4打席は、6回二死走者無しから、四球を選び、初球に盗塁を仕掛けた。スタートがいいとは言えずに二塁でタッチアウトとなり、平野コーチからは、二塁まで真っ直ぐに最短距離を走ることを注意されていた。

 守備ではレフト、ライトと守ったが、ライトの守備では絶好の反応を見せてライト前に落ちてもおかしくないような打球を好捕していた。その肩を見る機会はなかったが、走攻守にわたって、特段、目につくような課題は見当たらなかった。

 掛布2軍監督は、21、22日の2試合の練習試合で「10の3」を最低限の1軍への推薦条件としていた。21日の1安打は、ショートエラーが試合後に内野安打に修正されるような微妙なヒットだったが、この日は、相手が独立リーグのレベルのピッチャーだったと言えど、3本のクリーンヒットを重ね、2試合の結果を「6の4」として1軍推薦の最低ラインはクリアした。