食パンの袋を留める水色の留め具、バッグ・クロージャー。この形が青森県の地形に似ていることに着目した青森県の大学生が、「青森県の形のパンの袋どめ」を自作したことが話題を呼んでいる。地元大学生でつくる「青森でパンの袋をとめよう会」のツイッターに投稿したところ、2月上旬からこれまでに7000以上リツイート(引用)された。

大学生が製作した、青森県の形のバッグクロージャー(「青森でパンの袋をとめよう会」提供)

 「似てる、と気づいてしまってから、作らずにいられなくなりました」と話すのは、「青森でパンの袋をとめよう会」の代表、弘前大学教育学部2年の鈴木海人さん。「青森そのものを資源として楽しむ、今までにない発想だ!と思って、わくわくして、すぐに作りたい、と思い立ちました」

 鈴木さんらは製品化のため、加工機材が揃っている八戸市の工房「工作工房」に向かった。レーザープリンターでプラスチック板を焼き切る工程は、1個1分程度。初めての試みだったが、材料費は2500円で140個の「小さな青森県」ができあがった。

製作した大学生は「青森県産の印として、野菜や果物の袋の留め具になれば」と話す(「青森でパンの袋をとめよう会」提供)

 今後の用途について鈴木さんは、「青森県産の印として、野菜や果物の袋の留め具になったらいいなと思います。地元の製造業の方々ともコラボレーションできたら、青森県をアピールするよいきっかけになると思います」と、夢を膨らませる。青森県のパン製造会社「工藤パン」との共演も夢見ているそうだ。

 バッグ・クロージャーを製造・販売している「クイック・ロック・ジャパン」のHPによると、バッグ・クロージャーはもともと、アメリカでりんごを入れた袋を簡単に留めることができないかというりんご農家からの相談を受けて同社の創業者が設計したものだそう。それをりんごの名産地である青森県の形で作ってしまったというのも、面白い共通点といえそうだ。
(若柳誉美/THE EAST TIMES)