リオ五輪のアジア最終予選が29日、大阪で開幕、日本は豪州とキンチョウスタジアムで対戦、4大会連続五輪出場を狙う日本は、攻撃では最後をつめきれず、守備も機能しないまま1-3の黒星スタートとなった。今回の最終予選には日本、豪州、北朝鮮、韓国、中国、ベトナムの6か国が参加、総当りのリーグ戦形式で戦い、勝ち点で上位2チームが五輪代表切符を得る。3月9日の北朝鮮戦までの10日間で5試合を戦う強行スケジュール。日本は次戦3月2日に中1日で、韓国と対戦するが、もうひとつも負けられない、崖っぷちに追い込まれた。
   

 初戦に難敵の豪州を迎えた。昨年のカナダW杯の準々決勝で1-0で辛勝した相手である。なでしこは、左の中島を除き、10人が昨年のカナダW杯を戦ったメンバー。引退した澤の背番号「10」を継承した大儀見、大野をツートップに置いた4-2-2-2のフォーメーションで重要な初戦に挑んだ。
 
 開始早々、ヘイマンにディフェンスの裏を取られてシュートを打たれたが、直後に日本も宮間のコーナーキックから怒涛の攻撃を仕掛ける。日本はディフェンスラインをうまくコントロールしながら、ボールポゼッションを高め、20分には鮫島が左サイドを突破。フォローした阪口が正面から左足でシュートを放つが、惜しくも好セーブに阻まれた。注意すべきは豪州のカウンターと縦の攻撃だった。25分、ゴール前でゴリーの連続シュートをブロックで防いだが、再度、右のゴリーからゴール前へクロスを上げられた。デバナにヘッドを合わせられ、ゴールの右上へ先制のゴールを奪われた。
 
 39分には日本ベンチも動き、大野に代えて突破力がある22歳の横山を投入。流れを変えようとするが、予期せぬアクシデントに足を引っ張られた。40分、阪口のパスが不運にも審判に当たり、跳ね返ったボールをテバナにドリブルで運ばれ、一気にカウンターとなった。デバナから裏に抜け出してきたヘイマンへ。いちかばちかで飛び出た山根のセーブをヘイマンに冷静に外され、無人となったゴールに2点目を押し込まれた。
 
 しかし、日本は前半のアディショナルタイムに1点を返す。中島のサイドチェンジから右でボールを受けた川澄からオーバーラップしてきた有吉、阪口とボールが渡り、阪口が縦に流したボールに倒れこむようにしてつめてきた大儀見が左足を合わせてゴール。1点を返し1-2のままゲームは後半へ。