試合後硬い表情でピッチを去る宮間(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 女子サッカーのリオ五輪アジア最終予選の第2戦が2日、大阪で行われ、日本は、キンチョウスタジアムで韓国と対戦して、1-1の引き分け。日本は後半39分に途中出場した岩渕のヘッドで先制したが、直後にGK福元のミスから同点に追いつかれた。PKも防いだが、勝ち点「3」を奪うことはできなかった。勝ち点は「1」で上位2か国に出場権を与えられる争いに首の皮一枚だけは残したが、自力での突破は消滅。今後は韓国、北朝鮮の対豪州戦の結果を待ちながらの厳しい戦いとなる。日本の次戦は、4日の中国戦。7日のベトナム、最終戦の9日の北朝鮮と、ひとつも落とせない戦いが続く。
   

 初戦の豪州戦で1-3と惨敗、崖っぷちに立たされた、なでしこは、韓国戦に先発を6人入れ替えてきた。攻撃の起点を作るキーマン、宮間をボランチからトップ下の位置に上げ、豪州戦で途中出場して存在感を示した横山を使い、左の攻撃的なハーフポジションへ。唯一の得点をマークした大儀見がワントップに構えた。空いたボランチには川村と上尾野辺の2人を入れ、ディフェンスラインも、岩清水、鮫島を下げ、近賀、田中と交代、有吉が右から左サイドに動き、キーパーには32歳のベテラン福元を起用した。

 いきなりベンチの狙いがカタチになる。開始早々、横山がドリブルで中へ持ち込みシュート。「絶対に負けられない」というチームの気迫を見せつける。3分、また横山が、ペナルティエリアの外から狙ったシュートは、惜しくもクロスバー。リズムは、なでしこだ。14分、横山が個人技で突破、クロスに川村がヘッドであわせたが、大きく枠を外れた。

 この日は、日本のディフェンスも強固。特にスタメン抜擢された川村の仕事が目立つ。チームとしても高い位置からプレスをかけボールを奪う場所と、そこから攻撃に切り替えるイメージが共有できているように見える。豪州戦では、間延びしていた選手同士の距離間も、規律正しく連動している。

 38分にも、この試合初めてのコーナーキックを奪うと、宮間のそれに川村がヘッドを合わせた。惜しくもシュートはゴール左へとそれたが、セカンドボールへのチャレンジ、サポートも含めて日本ペース。シュート数も日本の8に対して、韓国は2本。それでも韓国は、昨年の東アジアでも1-2と惜敗した相手。0-0のまま勝負は後半へ。