先月13日に米歌手のマドンナが約10年ぶりとなる来日コンサートを行った。その派手なステージパフォーマンスもさることながら、話題になったのが、マドンナによる“大遅刻”だ。

2時間遅れで開演したマドンナの10年ぶりの来日コンサート

海外アーティストはなぜライブ開始時間を遅らせるのか?(写真はイメージ、提供:アフロ)

 当初、この日の公演は19時開演予定だったが、実際にマドンナがステージに姿を現したのは予定を2時間過ぎた午後9時頃。

 この結果、観客の中には終電などの都合から数曲を聴いた時点で泣く泣く帰路につく者もおり、公演後にはインターネット上で非難の声も上がった。

 一部では、マドンナがコンサート開始前に行う長いお祈りが開演の遅れた原因との報道もあるが、音楽誌の編集者は語る。

 「今回のマドンナのケースは目に余るものがありますが、そもそも海外の大物アーティストの来日ライブでは“遅刻”はよくあることです。最近だとレディー・ガガが時間をちゃんと守ることでも評価されていますが、逆に言えばほかの大物アーティストがひど過ぎるから高い評価を受けているとも言えるわけです(笑)」

時間を守る日本人が良心的すぎる!?

 では、なぜ海外の大物アーティストは時間にルーズなのか?

 数多くの海外アーティストイベントを手掛けるプロモーターは語る。

 「まず前提として、日本ほど時間をきちんと守る人が多い国はないんじゃないですかね。海外の人はみんなのんびりしているというか、時間にルーズな人が多く、待ち合わせなんかでも平気で遅れてきます。バスどころか、電車も平気で遅れたりしますからね。そんな中で、大物アーティストともなると周囲も厳しく言えない。機嫌を損ねられて『じゃあ、やめる!』なんてことになったら元も子もないですからね。こちらにとっては一大プロジェクトでも、海外の大物アーティストにとって、海外公演の一つや二つをトバすことなんか、それほどのダメージとは思っていませんし」

日本のコンサートの開演時間は早すぎる!?

 さらに、こう続ける。

「あと、時差の関係もあるので一概には言えませんが、前に話したある海外のアーティストは『日本はコンサートの開演時間が早すぎる!』とコボしていました。海外では大物アーティストのコンサートなんかだと、午後9時くらいに開演するケースが多く、確かに日本の開演時間は早い方かもしれません。まあ、単なる言いわけですよね」