侍ジャパンの強化試合、対台湾代表戦が5日、ナゴヤドームで行われ、侍ジャパンが5-0で快勝した。日本は、二回にヤクルトの中村の2点タイムリー二塁打で先制すると、3回にも中日・平田の2点タイムリーで追加点。結局、7安打で5点を奪い、守っては先発の巨人・菅野が3回を無失点に抑え、中日・大野、ヤクルト・小川がそれぞれ2回、8回からはヤクルト・秋吉、日ハム・増井とつないで、三塁を踏ませず14奪三振、わずか2安打の完封リレー。明日も大阪に場所を代え同一カードで強化試合が行われる。
   

 侍ジャパンの真骨頂とも言える勝ち方だった。

 まずは、強力打線の爆発。放送席に座っていたヤクルトの真中監督にアピールするような中村の先制タイムリーで先手を取った。二回二死一塁から、侍ジャパン初選出の千葉ロッテ・清田がセンター前。一、二塁となって中村は、かつて横浜DeNAでプレー経験のある台湾先発左腕、王溢正にカウント2-2と追い込まれた。

「チェンジアップが多いピッチャーだ。低めは捨てて、コンパクトに振りきろう」

 昨季ヤクルトの優勝を支えた捕手としての読みが勝った。チャンジアップを芯で捉え三塁線を破った。3回にも追加点。二死一塁から5番に入っている横浜DeNAの筒香が、すり足の新打法で右翼線に二塁打。二、三塁として中日の平田が初球をセンター前へ落として2人が生還。4-0とリードを広げた。

 5回には、4回から登板の2番手、王鏡銘を攻めて、先頭の坂本がレフト前ヒットで出塁すると、ヤクルトのトリプルスリー、山田が左中間フェンスを直撃する二塁打。一死となってから筒香がレフトへ犠飛を決め1点を追加した。4番手の林柏佑から8回にも

 守っては、世界に誇る投手陣が、台湾打線を手玉に取った。今季の開幕投手に内定している3人を含めた5人が、素晴らしいピッチングを見せる。

 「思ったようなボールをしっかりと投げることができた」という先発の巨人・菅野が、三回二死までをパーフェクトピッチング。しかも、3回を30球にまとめ、球数制限のある来年春のWBCに向けて、絶好のデモンストレーションに成功した。続く中日・大野も、ストレートのキレと抜群のコントロールで2イニングで3奪三振を奪い、6回からはヤクルトの小川が、ストレートの球威で押して2イニングをパーフェクト。