東日本大震災から5年を迎えることを受け、福島県いわき市の清水敏男市長が8日午前11時から、東京の外国特派協会で記者会見した。

 いわき市は、北部の一部が福島第一原発から30キロ圏内に入るものの、原発事故では比較的大きな影響は受けなかった。事故後は原発近くの双葉郡などから全国で最も多い2万4000人の避難者を受け入れた。 

【中継録画】原発事故で避難者受け入れ 福島県いわき市長が会見

東日本大震災での被災状況について

福島県いわき市・清水敏男市長のスピーチ

清水:皆さんおはようございます。福島県いわき市長の清水敏男と申します。このような機会をつくっていただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。また、東日本大震災から5年を迎えるわけでありますが、国内はもちろん世界の国々から多大なご支援をいただきましたことに、あらためてこの場をお借りして御礼を申し上げたいと思っております。

 まず初めにいわき市の紹介をさせていただきたいと思います。いわき市は東北地方の最南端に位置しております。人口が34万9000人、面積が1231平方キロメートルで、東京23区の約2倍の面積があります。海岸線は60キロメートル、この60キロの中に町が点在してて、今回津波の被害を被ったという形であります。気候は非常に温暖で、東京で雪が降ってもいわきは降らないということもあります。非常に住み心地のいい町だと思っております。

 東日本大震災では、本市では直接死、関連死を含めまして461名の尊い命が失われました。また、建物の損壊につきましては、9万棟を超える被害に遭いまして、仙台市に次ぐ被災地だと思っております。震災の当時、私は福島県の県議会議員をしておりましたが、2013年9月のいわきの市長選挙に出馬をいたしまして、当選をさせていただきました。私に課せられた使命といいますか、市民の期待というのは、震災からの1日も早い復興だと思っております。こういった時期に市長に就任をさせていただいたことに対しまして、身の引き締まる思いでいま、頑張っているところでございます。