男子フリー57kg級で五輪切符を手にした樋口黎 2015年12月23日撮影(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 レスリングのリオデジャネイロ五輪アジア予選が18日、カザフスタンで開幕。男子のフリースタイル2階級、グレコーローマン2階級、女子2階級が行われ、昨年の世界選手権で、五輪出場枠を確保できず崖っぷちに立たされていた日本の男子レスリングが、まずは、3階級で出場権を獲得した。
   

伝統の男子レスリングはリオ五輪出場枠を獲得できるのか?

 今大会では、フリースタイル、グレコローマン、それぞれの階級で上位2か国に出場権が与えられるが、この日は、男子フリー57kg級の樋口黎(20、日体大)、グレコ59kgの太田忍(22、日体大)、フリー74kgの高谷惣亮(26、ALSOK)が、それぞれ決勝進出を決めて五輪出場枠を獲得した。

 今後、日本のリオ五輪の代表選手は、理事会などを経て正式決定されるが、全日本選手権を制して、今大会の出場権を得て、自らの手で切符を獲得した3選手が、それぞれリオ五輪代表として選出される方向。リオ本番は先だが、1952年のヘルシンキ五輪で、石井庄八が、金メダルを獲得して以来、すべての五輪でメダルをつないできた男子レスリングの伝統と歴史の灯が、ひとまずは消えずに済んだ。