鴻海精密工業 シャープ 共同会見

NHK:NHKのカワウチと申します。本日はご説明ありがとうございます。高橋社長と。あ、立ったほうがいいの? すいません。

 NHKのカワウチと申します。高橋社長とテリー会長に1問ずつお願いいたします。まず高橋社長に、こういう決断をされたわけですけどもなぜ鴻海を選ばれたのか。あらためてで恐縮なんですけど鴻海さんを選んだ理由、そして御社にとってどのようなメリットを今後、見通されているのかということを教えてください。

司会:通訳いたしますので、しばらくお待ちください。

高橋:皆さんご存じのように鴻海さんとは2012年以来、この堺で一緒にやらせていただいております。そのときに実は私、2年ほど前に台北のヘッドクオーターに寄していただきまして、技術開発をされてるところも見せていただきました。特に驚いたのがナノテクノロジーとか、すごいハイレベルのやつをやっておられます。

 で、それに加えまして今回、デューデリジェンスからこのDA締結までに至る間、シャープの人間もそうですけれど、鴻海の多くの方といろんな交渉、協議をしてまいりました。そのときのスピードとパワーですね。これはすさまじいものがありました。その2つの経験を通して、よくちまたに言われる技術あるいはブランドと生産力の融合ではない、そんなものははるかに超えるようなポテンシャル、可能性があるっていうことをひしひしと感じました。その結果、今日、締結ということに両社で合意させていただいたということでございます。

司会:よろしいでしょうか。はい。質問、お願いします。テリー会長への。

NHK:はい、お願いいたします。郭会長からご覧になって、シャープさんの強みと弱みを教えてください。特に先ほどロードマップということをおっしゃっていましたが、この弱みをどのように変えていこうとされているのか、シャープを本当に再建することができるのか、お教えください。

郭:実は日本では記者会見というのが非常に重要視されていて、その際に重要になってくるのが、弱さではなく強さについて語ることであるというふうに多くの人に言われておりますので、そのような形でお答えさせていただければと思います。

 両社の間でこの数カ月にわたってやりとりをし、そしてデューデリジェンスの過程を通してお互いをより深く知ることになりました。そのデューデリジェンスの過程でお互いの強みも、それから弱みも知ることになったわけですが、その弱みにつきましては小さなオフィスで、限られた人数でお互いに開示するという形でやるわけですので、ここでは強みについてお話をさせていただければと思います。

 シャープの強みといたしましては、そのDNAの中に研究開発重視、あるいは技術重視といったものがありまして、イノベーションですとか、ディスプレイといった分野では非常に強みを持っています。これは100年の歴史を基盤にしています。

 一方で弊社のほうは、鴻海のほうは研究開発をサポートする、共同開発を進めていく、さらに迅速に製品化をし、効率を高め、コスト効率も高めていくというところに強みを持っておりますので、弊社としてはシャープという会社が製品を開発し、さらにまた国際的な運営、または創業ができる、そのサポートをしていきたいと思います。両社は補完的な関係にあると考えています。

司会:よろしいでしょうか。続いて。違う。そちらの前から、一番前の赤いネクタイをしている方、お願いします。

日本経済新聞:日本経済新聞社、イイヤマと申します。テリー会長と高橋社長とお二人伺いたいんですが、まずテリー会長に先ほどのおっしゃったロードマップの中では何年でシャープを黒字にする計画なんでしょうか。そのために経営陣をどのような体制にするお考えなのか。

 あともう1つ、今回の契約が解除になった場合に、シャープの液晶事業を買い取るというオプションが盛り込まれていますけれども、このオプションを盛り込んだ狙いについて伺えますか。

【生中継録画】鴻海精密工業、シャープによる共同会見

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします