ダルクの旗

 船の中で初めて覚せい剤を知った当時の近藤代表は、「覚せい剤は肉体的な禁断症状がない一方で、精神的な依存性が高い」という。近藤代表を薬物依存から救ったのは、「自分の弱さ」を認めることだった。近藤代表もまた、「やめたいがやめられない」ことを率直に認めることで、薬物依存からの回復が始まった。だから、刑務所に送って刑罰を受けさせたところで、立ち直ることは難しいのだという。

 「薬物依存症の人々を社会的に排除して、刑務所に入れることばかりが優先されている。薬物依存は刑罰では治らない」。支える人もなく、社会から孤立してしまえば、たとえ刑に服してもまた薬物に手を染めてしまう危険性が高いからだ。だから「薬物依存症は病気である」と強調する。

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