千葉ロッテが首位を突っ走っている。

戦前の予想を覆して千葉ロッテが強い。12勝7敗1分で現在首位。ジワジワと迫りつつあるソフトバンクの足音は気になるが、23日のオリックス戦からは、実弾の所持で逮捕された問題で謹慎していた新外国人ナバーロがついに1軍デビュー予定。さらに好材料がそろいつつある。

 なぜロッテは強いのか?

 千葉ロッテOBの里崎智也氏は、中継ぎの充実を一番の理由に挙げる。
「中継ぎの頑張りにつきるでしょう。ロマン、オンドルセク、バーネットが活躍した去年のヤクルトを見ればわかりますが、ペナントを勝つためには、中継ぎ、抑えなんです。今ロッテはその条件を満たしています。特に大きいのは、いつも開幕にはいない内が故障せずにいること。内は、怪我さえなければ、球界ナンバーワンのストッパーですよ。内の存在で西野につなぐ、8、9回が磐石になった。しかも7回には、益田、松永、左の藤岡、今は故障でいないが大谷らと豊富な面々が揃っている。ここの充実は一番でしょう」

 ロッテの中継ぎを支える、内、松永、益田の3人は、目下、防御率0.00である。左の藤岡も0.77で、ストッパー西野は、17日の日ハム戦で1点をリードを守れずに9回に1失点したが、その試合までは防御率0.00だった。

 内は、開幕前に落合投手コーチがキーマンに指名していた人物。毎年のように春先に故障を繰り返し「開幕にいない人」で有名で、足首などの故障に苦しみ続けてきたのだが、今季は石垣島キャンプから、落合投手コーチが目を光らせ、オーバーワークに注意。1年間、無事に働けるかどうかも今後の大きな課題で、基本、酷使は避け、中継ぎながら、中1日登板のペースを守りたいという。

「内は三振がとれる貴重なピッチャー。問題はいかに1年もたせるか。幸い、益田が今年はいいので、うまくそこを交代で使いながら連投は避けるようにしたい」

 また先発に左がいないのがロッテの問題点ではあるが、藤岡はあえてロングリリーフも可能な左の中継ぎとしてスタンバイさせている。これも落合投手コーチが、「先発より中継ぎの方が稼げる!」と、説得して役割分担させているものだ。