#01 スリランカの「セイロン・ティー」

(2015年7月撮影)

(2015年7月撮影)

首都コロンボからおよそ150キロ東にいった丘陵地帯。みずみずしい新緑に覆われたこの中央地域は、世界有数の茶の産地だ。イギリス植民地時代にスリランカにもたらされた茶の栽培は、それまで主流だったコーヒー栽培を押しのけ、いまやインド、ケニアに次いで世界第3位の産出量を誇るまでになった。強い日差しと適度の雨、高地の冷涼な気候は、茶を育てるのにうってつけだ。

スリランカというより、セイロン茶、といったほうが馴染みがあるかもしれない。1972年に共和国として改名するまで、この国はセイロンとよばれていた。セイロンは、イギリス以前のポルトガル植民地時代から使われていた名称なので馴染みが深く、国名が変わってからも日常的に使われてきた。しかし2011年、政府が正式にセイロンという名を公社から削除することを決定した。もう植民地時代の名残は捨てよう、ということらしい。しかし、やっぱり「セイロン・ティー」のほうが、親しみがあるとは思うのだけれど。

(2015年7月撮影)

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