3回終了時ベンチにハイファイブで迎えられる田中将大(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

 ヤンキースの田中将大が、現地時間の27日に敵地で行われたレイズ戦に先発、7回を投げ、わずか2安打無失点の素晴らしい内容で3勝目を手にした。ボールを丁寧に低めへ集めて4回までパーフェクト。2本のヒットではいずれも得点圏までランナーを進めたが、無四球でまとめて得点を許さなかった。5月21日のアスレチックス戦に続き連勝となった。

 プレートの一番一塁寄りを踏む。これまでは真ん中、あるいは三塁側を踏んでいたが、前回のアスレチックス戦から軸足の立ち位置を変えている。ツーシームの角度をより鋭角に変えようという狙いの微調整だ。現地メディアは懐疑的な見方をしていたが、進化したマー君のピッチングがさえた。中5日登板も休養になったのだろう。変化球を低めのゾーンで動かして4回までパーフェクト。レイズ打線を手玉にとった。

 5回、先頭の4番のピアスに、やや甘くはいったツーシームをとらえられ、センター前ヒットを許した。次打者の初球のスプリットが珍しくワンバウンドになり二塁を許したが、モリソンをピッチャーゴロにしとめると、すぐさま飛び出した二塁走者を自ら猛ダッシュしてタッチアウト。フィールディングのいいマー君らしいプレーだが、現地の放送では「珍しい」と称えられた。

 さらに二死となってからディッカーソンにレフトへ大飛球を打たれたが、フェンスにはりついたレフトのガードナーがジャンプ一番好捕として田中を助けた。3点をもらったあとの6回二死からもガイヤーに右翼線二塁打を打たれ、また変化球をキャッチャーのマッキャンが捕れずに走者を三塁へ進めたが、ミラーをピッチャーゴロに打ち取ってホームを許さない。

 マー君は、7回、82球でマウンドを降りたが、チームはリードを守って4-1のスコアでゲームセット。田中は、今季10度目の先発を白星で飾ることになった。三振は減ったが、ツーシームが効果的でプレートの踏む軸足の位置を変える新投法が効果的だった。