経済学者でもあり、投資家でもあった、ジョン・メイナード・ケインズ

 ジョン・メイナード・ケインズは、投資にも経済学と経済知識を利用して投資の研究を綿密に行っていました。その手法は利子や配当を目的とするものではなく、値上がり益を狙う投資スタイルを好み、投資というよりも投機だったといえるでしょう。小さな資産をより大きく、がケインズの投資手法でした。

 投資デビューは30歳とやや出遅れ感があり、美人投票の原理の働く市場で、百戦百勝の成績はおさめられませんでした。勝率よりもむしろこだわったのは「負けは小さく、勝ちは大きく」でした。また当時から投資ファンド的な発想の株式投資や為替投機のシンジケートの組成など、さすが経済学者の冠をかぶった投資家と感心させられるエピソードも語られています。

 病気になるまで続けられたというケインズの投資(投機)を市場経済研究所の鍋島高明さんが解説します。

 

 

投資家の美学