国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた油井亀美也(ゆい・きみや)宇宙飛行士は、日本上空を通過した時、宇宙から手を振っていた ── 。

【動画】ISSから帰還、油井亀美也さん「地球が点に見えるまで遠くに行きたい」

[画像]ISSの日本実験棟である「きぼう」(ロイター/アフロ、2009年7月撮影)

 昨年、油井飛行士が滞在するISSを肉眼で見られることで話題になりました。そして今年もそのチャンスがやって来ました。日本人11人目の宇宙飛行となる大西卓哉(おおにし・たくや)宇宙飛行士が7月9日からISSに滞在しているのです。直近では、7月26~29日に好条件が続き、首都圏では7月26日20時40分頃、7月27日19時45分頃、7月29日19時35分頃が特に見やすいでしょう。昨年の油井さんのように、大西飛行士も地上の私たちに向けてきっと手を振ってくれると思われます。

 全国的にもISSを眺められるチャンスです。詳しくはJAXAホームページ『「きぼう」を見よう』からご確認ください。

 大西飛行士は、10月末まで約4か月の間、ISSで、「静電浮遊炉による材料実験」や「小動物の飼育」など、科学実験を含めたさまざまなミッションを行います。

ISSを観察するには7月26~29日が好条件

[表]7月26日~7月29日までの日没後の主なISSの観測機会。見える方角は地域によって異なり、おおむね晴れていれば観測することができる

 初めてみるという方もご安心ください。見つけることはそう難しくありません。大空に広がる星や飛行機とは見え方の特徴が異なるからです。

その特徴は……
(1)周囲の星と比べ、とても明るく見える
(2)飛行機のように点滅することがない
(3)夜空をスーッと直線上に進んでいく

 特徴を押さえていれば見つけやすいです。周囲に高いビルがあるような場所だと、見える空の範囲も狭くなってしまいます。ISSの軌道は事前に調べることができますので、その方向の空を見渡せるような場所に行くことが大切なポイントです。

[写真]2015年7月31日の国際宇宙ステーションの光跡。東京都内にて、20時35分ごろ撮影した複数枚を比較明合成処理(撮影:谷明洋)

 ISSが見えるタイミングは、夜明け前や日没後であることも特徴の一つです。なぜなのかは、日本科学未来館の同僚である科学コミュニケーター谷明洋が書いた記事に詳しい説明がありますので、興味がある方はそちらをご覧ください。

「油井宇宙飛行士がいるISSを見上げよう 7月31日から日本でも肉眼でチャンス」(2015年7月30日掲載)

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